杉の話

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杉の正体
五感で感じる木の良さ↓

杉と健康↓

杉「スギ」という名は「真っすぐ」に生えることに由来しています。
素直に真っすぐ育つから、梁や柱などの角材を挽いたり、床や天井に使う板材を挽くのに効率が良かったのです。
さらに杉は強くて軽い、豊富で安価などの利点を多く持つため、昔から日本の家の柱や床、壁などにたくさん使われてきました。
しかし最近の研究で、杉には他にももっとすごい未知のチカラが潜んでいることが分かってきたのです。

五感で感じる木の良さ

目に映るやさしさ─ 「視覚」

木材には独特の温かい光沢とツヤがあります。これは、木の表面に微妙な凹凸があるため、光が散乱することに関係しています。
また、目に有害な紫外線の反射が少ないことも分かっています。
さらに木の不規則な木目や模様には「1/fのゆらぎ」と呼ばれる適度なコントラストがあり、パソコンや読書で疲れた目を癒します。

意外な音響効果─ 「聴覚」

クラシック音楽などが演奏される有名なコンサートホールや音楽堂。そこには必ずといっていいほど天井や壁に、ふんだんに木が使われています。
実はココにも木の秘密が隠されています。驚くことに木には耳障りな音を吸収し、アルファ波が発生する心地よい音域を生み出す音成分が存在するのです。

肌に伝わるぬくもり─ 「触覚」

木材は、金属やコンクリートに比べて、触ったときにやや温かく感じられます。これには熱の伝わる早さを表す「熱伝導率」が大きくかかわってきます。
熱伝導率が小さいほど、人の皮膚からの熱が奪われにくく、断熱効果も高くなります。たとえば杉の熱伝導率は、コンクリートの12分の1、鉄の483分の1とかなり低いです。だからお鍋やフライパンの取っ手、寒冷地のドアノブなどにも木が用いられるのです。

いい香り─ 「嗅覚」

もしかしたら五感の中で一番敏感な部分かもしれません。だから余分な説明も必要なく、木の香りはそれだけで存在感があるように思います。
でも、あえて伝えたいアロマセラピーの効果。杉には精油と呼ばれる貴重な天然の芳香成分が含まれていて、緊張や興奮を鎮める鎮静効果と消臭効果があります。その結果、ストレスを癒し気持ちをリラックスさせます。
またすぎの香りがする部屋は、早くて深い睡眠を促すことが徳島大学医学部の研究で明らかになりました。

快適は心に届く─ 「体感」

家の中で、暑い・寒いは住む人の体感に大きく影響します。
これは当然のごとく室内の温度と湿度が大きく関係するのですが、とりわけ日本においては湿度を重要視する必要があります。湿度が高いと実際の気温よりも体感温度が上がり、暑く感じるのです。
さらに人間の体に有害な、ダニやカビの繁殖にもつながります。
その点、木には温度と湿度を調節するエアコンのようなコントロール機能があって、湿度が高いときは余分な水分を吸収し、湿度が低いときは水分を放出します。
したがって木をふんだんに使った家は、一年中湿度が一定に保たれ、さらっとした快適な空間を維持することができます。

杉と健康

シックハウス症候群

ホルムアルデヒド放散量79%カット新築や改築後の住宅で、頭痛や吐き気、目がチカチカするなどの症状がでることをシックハウス症候群と呼びます。
建材等から揮発したホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの化学物質によって、様々な不調をもたらします。
住宅など建築物や家具などに、合板を筆頭にいろいろな建材が使われており、その多くは接着製品です。
これらの接着材には主原料にホルムアルデヒドが使用されており、製造時にほとんどは反応して消費されますが、一部が接着材中に遊離ホルムアルデヒドとして残留し、徐々に拡散します。
これが建材による室内空気質のホルムアルデヒド汚染の主な原因となっています。

シックハウス対策として、無垢の木材は、有害な化学物質の少ない材料として注目されています。木材からも微量ながら天然由来のホルムアルデヒドが放出されていますが、木材自身でそのホルムアルデヒドを吸収していることが実験で確かめられています。
これは、木材にホルムアルデヒドと結合したり分解する成分が含まれているためです。
また、木炭によるホルムアルデヒド吸着能を調べたところ、炭化温度が高いほどその性能が高いことがわかっています。特にスギ炭は高い吸着能と示し、室内の環境の浄化法として注目をあびています。
無垢の徳島すぎ内装材を合板の上に被覆することにより、合板から放散するホルムアルデヒドが低減されることが報告されています。
汚染源を除去することや換気が大切といわれていますが、こうした徳島すぎ内装材を使うことも有効でしょう。

ダニアレルギー

コナヒョウヒダニコンクリート造、プレハブ造の建築様式が増えてきたことにより、室内は高温・多湿になり、ダニの数は3倍に増加しているそうです。
こうした環境はダニにとって繁殖しやすいものとなっています。
アレルギー患者の50〜90%はダニが関与していると言われています。
カーペットをフローリングに替えた結果、360匹いたダニが消滅したという報告もあります。
その理由は、物理的にダニが繁殖できず、木材の調湿機能によって湿度が低く保たれ、さらに香り成分がダニの繁殖を抑制したからです。

清潔な空間づくり

清潔な空間づくりにも、無垢の木材が活かされます。
また、木の床は、清潔なうえに歩行感がよくなります。毎日の生活で、私たちのからだが最も触れるのが床材です。快適な住まいを考えるときに、床材の歩行感の良し悪しは見逃せません。セーフティーボードの床材は、感触がよく、すべりにくく、衝撃をやわらげるなどの良い歩行感があります。

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